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米The Christian Science Monitor (CSMonitor.com) - Japan nuclear crisis: Why even the emperor speaks out 2011.03.16

 
もう3週間以上前になるが、大地震の後、以前受けていた英会話クラスの米国人講師から安否を気遣うメールが届いた。
すでに帰国されて久しく、音信不通だったので、嬉しいやら恐縮するやらだったが、一先ず無事を伝えた。すると、「何か私にできることがあれば知らせてください。また、必要なものがあれば、送りますので」との返事が来て、さらに恐縮。メールは「私の心は日本の人たち、あなた方の国とともにあります」と結ばれ、CSMonitor.comに載った日の丸?イラストへのリンクがあった。
一方、この時初めて知ったCSMonitor.comの下記記事も目に留まったのである。あの時点で日本のマスコミにこんな視点の報道は皆無だった。今もそうだろう。そんな分かり切ったことはともかく、事態はこの記事の延長線上で確実に悪化していると見るべきだろう。政府・東電は、ガン告知を避けて惚け続ける医者の如くだ。

The Monitor's View

日本の核危機:なぜ天皇の発言まで?

福島第一原発における日本の核危機は、このような技術の安全設計について再考を迫っている。
今、起こり得るメルトダウンを前に、日本は他の多くの国と同様、信頼の危機に直面している。

-CS Monitor編集委員会 2011年3月16日

日本ではあまり例がないと思われる2つのことがある-天皇が放送によって直接国民に語りかけること。そして、日本人が政府の原子力エネルギーに対する断固たる取り組みに公然と異議を唱えること。

しかし、3月11日の地震と津波に続いて起きた福島第一原発におけるメルトダウンの脅威は今、両方の出来事の引き金となった。
それらは相俟って、日本人に対する信頼が危機に瀕していることを明らかにしている。それは、第二次世界大戦で国家が敗北したときと同じくらい厳しいものだ-世界が日本の犠牲者を気遣っていることは別にして。

明仁天皇は水曜日にテレビ放送で、核危機がどこまでエスカレートするか予測ができないこと、津波で亡くなった人の数がどのくらに上るのかはっきりしないことについて語った。

「私は心から、私たちが事態の更なる悪化を回避できることを願っています」と天皇は語った。そして、国民の安全のために祈りを捧げた。

彼の語りは、広島と長崎への原爆投下の結果として日本が降伏した後、1945年に父親が行ったラジオ放送を思い起こさせる。

「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」と裕仁天皇は言った。

忍耐は日本人が大きな美徳としている特性だが、日本は問題を抱えた自国の原子力産業に対して我慢の限界にあるかもしれない。

長年に渡る放射能漏れと他の一連の問題は-しばしば当局にもみ消され、しかも高価な原発建設は遅れ、そして今、福島の危機に見舞われているのだが-1973年の石油危機以降、エネルギー自給のために原子力発電に依存すべく続けてきた原発稼動を終わらせるか縮小させるかもしれない。

天然資源が乏しい、このアジアの島国は、電力需要を満たすために幾つもの原発を造る以外殆ど選択肢がなかった。学校の子供たちは、日本のエネルギーの「脆弱性」と原子力を選ぶ必要性について教えられている。数年以内に、日本は使用済み核燃料を新たな燃料に再処理する施設を完了したいと考えている。そうなれば、日本はウランの輸入に頼らずに済むのだ。

しかし、自動車の技術革新と卓越性で世界的リーダーであるトヨタの最近の落ち込みと同様、日本の原子力産業は今、技術力の評判低下に直面している。福島の危機によって、政府と原子力産業の両方が、あらゆる事態を想定した安全策を考慮してこなかったことが明るみに出てしまった-現場は、事態収拾のために見事に働き続けているのだが。

特に当局は、この史上最大の大地震が電力配線網を破壊し、その次には、津波が福島原発でメインのバックアップ電力供給手段だったディーゼル発電機を水浸しにするとは想定していなかった。今や後の祭りだが、この連鎖的な事故は工学上の見落としに因るものであり、そうなるのは火を見るよりも明らかで、致命的なものだった-しかし、どういうわけか見落とされていたのである。

結末-世界に冠たる技術大国は、世界最悪レベルの原子力災害に対処する羽目になった。

大量の放射性粒子が地上に降ってくる可能性もある。日本ほど原子力技術が進んでいない他の国々は、相当数の原発を建設する上で、日本の指導に従うべきかどうか再考するかもしれない。最新のレポートは、29ヶ国で現在442基の原子炉が稼動中であり、更に65基が建設中であることを示している。

自然の力に対する「絶対安全」は今や消え去ったかもしれない。たとえ、より新しい設計によって、従来の原発より安全だと判定されることになったとしても。
しかし、安定した基幹電力量を供給できる、他の形態のエネルギー-石炭以外の-を見つけるのは困難なままだ。地球温暖化の始まりによって、どこの国も依然として、原子力にこだわっている。

それでも、最重要エネルギー源の一つを巡って日本が直面することになった信頼喪失の危機は、かつて1979年のスリーマイル島や1986年のチェルノブイリで起きた事故の後に生じた、原子力絡みの世界的な危機と同様、それが及ぼす影響は甚大である。天皇さえ発言しなければならない今回のような状況は滅多にないが、一人ひとりが原発の将来について答えを探す時である。


Gallery: Japan's 9.0 earthquake

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